Dr.喜多のミッション・ストーリー

投稿者: | 2020年5月31日

今回は、
私のミッション・ストーリーを
紹介します。

私は、
知的好奇心が旺盛な
子どもでした。

小学生のころ、
難しい算数の問題を考えるのが好きで
塾の先生が間違えた解答を見つけて
褒められた記憶があります。

中学生になってからは
人の心に対する
知的好奇心が芽生えました。

人は何を考え、
何を感じて行動するのか、
それを理解したかったのです。

しかし、他人の心どころか、
自分の心でさえ理解できないことに
大いに悩みました。

それと同時に、
人の心の複雑さ、不思議さに
惹かれていったのです。

私が医学部を志したのも、
患者の心を理解できる医者に
なりたかったからです。

医学部に入学してからは、
医学の勉強よりも
心理学や精神世界の勉強に
のめり込みました。

最初は、
フロイトやユングの本を読みながら、
心理学や精神医学の勉強をしました。

しかしそれだけでは、
人の心を本当に理解することは
できませんでした。

そこで、
宗教家や哲学者の本も読むようになり、
精神世界の内的探究を深めていきました。

そこで出会ったのが、
あるグルの講和録です。

そのグルの言葉は、
私を精神世界の内的探究へと深く導き
そこで大いなる気づきを授けてくれました。

その時から私は、
全てをあるがまま受け入れる観照者として
生きることができるようになったのです。

医者になった私は最初から、
患者の全てをあるがまま受け入れる
観照者の境地にありました。

患者が何を言おうが、何をしようが、
その全てをあるがまま受け入れながら、
なぜそのような言動をするのかを
冷静に観察することができたのです。

ですから、
私が人の心を理解できるようになったのは、
このようにして多くの患者から
学ばせてもらったおかげです。

私が、
漢方医学を専門にしたことも
幸いしました。

漢方は、
心と身体を一つのものとして捉える
心身一如の医学です。

ですから、
患者の心の状態や変化を常に考えながら
接することが普通にできたのです。

そんなわけで、私の元には、
心の問題を抱える患者が
自然に集まってくるようになりました。

その頃、
「難しい患者は喜多先生にまかせておけ」
という暗黙の了解があったようです。

難しい患者というのは、
難病患者という意味ではなく、
心の問題を抱えている患者という意味です。

私にとっては、
心の問題を抱えている患者ほど、
多くのことを教えてくれる
良き教師であったのです。

人は誰でも、
何か独自の才能をもって
生まれてきます。

そして、
その才能を伸ばしてくれるような
環境を与えられるものです。

それは、
その才能を使って
世の中に何らかの形で
貢献するためでしょう。

私は、
天から与えられた
自分の才能を活かして貢献するために、
次のようなミッションを掲げて
活動しています。

「心を理解して、
健康と幸せを応援する
仲間の輪を広げること」

そのために、
漢方外来で患者を治療するだけでなく、
セミナーや講座を開催して、
仲間づくりをしているのです。

これが私の
ミッション・ストリーです。

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