自然治癒力覚醒プログラムとは

漢方一筋30年のDr.喜多が、1万人以上の症例経験にもとづいて、人生100年時代を健康で幸せに生きるための能力を全人的に向上させるために構築したプログラムです。

健康づくりに対する意識レベルは、全部で5段階あります。

第1レベル:健康無関心意識
健康づくりが必要であるという意識がないレベル

第2レベル:場当たり的意識
健康づくりが必要であるという意識はあるが、場当たり的な取り組みしかできないレベル

第3レベル:健康投資家意識
健康づくりは投資であるという意識があるので、意識していれば戦略的に取り組めているレベル

第4レベル:健幸創造者意識
健康づくりは幸せな人生を創造することであるという意識があって、意識していなくても習慣化できているレベル

第5レベル:健光顕現者意識
健康は本来の光輝く自己の顕現であるという意識があって、本来の自分の自然な在り方が健康的な行動になっているレベル

3つのStep

自然治癒力覚醒プログラムは、身体変容段階・行動変容段階・自己変容段階の3Stepで構成されています。

Step1(身体変容段階)
場当たり的意識から健康投資家意識へ

Step1では、健康寿命を延伸して人生100年時代を健康で幸せに生きるために、フレイル未病対策に取り組みます。

フレイルとは、加齢による「虚弱」のことです。
近年、要介護状態になる手前の未病の状態をフレイルと呼ぶようになり、その対策が急務であるとされています。

漢方医学はもともと、身体的に虚弱な状態を「気虚(ききょ)」や「血虚(けっきょ)」という病態として認識して治療および養生の対象にしてきました。

そして、特に加齢変化による虚弱状態を「腎虚(じんきょ)」と名付け、特別な治療および養生の戦略を講じてきたのです。

効果的なフレイル未病対策には、健康リテラシー(健康や医療に関する情報を入手・理解・評価・活用する能力)の向上だけでなく、未病リテラシーの向上も欠かせません。

未病とは、まだ病気ではないが、健康とも言えない状態、すなわち「不健康状態」のことです。

漢方医学は、病気よりも未病を治すことを重視する医学です。
したがって、未病の診断・治療・養生については2000年以上の経験的積み重ねがあります。

そのような漢方医学の理論体系にもとづいて、本プログラムは構築されているのです。

Step2(行動変容段階)
健康投資家意識から健幸創造者意識へ

Step2では、日本人の死因の上位を占める三大生活習慣病(がん、心臓病、脳血管疾患)を予防して人生100年時代を健康で幸せに生きるために、トキシック未病対策に取り組みます。

トキシック未病は、メタボリック症候群に相当します。
すなわち、身体の中に毒素がたまっている状態であり、それが動脈硬化や細胞の悪性化(がん化)を引き起こすと考えられます。

漢方医学的には、毒素を大きく2種類に分けて理解しています。
一つは肝臓で解毒される「血毒(けつどく)」であり、もう一つは腎臓から尿と一緒に排泄される「水毒(すいどく)」です。

トキシック未病対策は、血毒が停滞する「瘀血(おけつ)」と水毒が停滞する「水滞(すいたい)」に対する養生が中心になります。

当然、健康に良くない生活習慣を、健康に良い生活習慣に変える必要がありますが、多くの場合、長続きしません。

健康意識が低いために、健康に良い行動が習慣化するまで継続できないことがその原因です。

行動習慣を変えるためには、ただ単に方法・やり方を教えるだけではなく、意識・考え方を変える必要があるのです。

そこで本プログラムは、健康には価値があるという意識と、健康は自ら創造するものであるという意識を育成することを土台にして構築されています。

Step3(自己変容段階)
健幸創造者意識から健光顕現者意識へ

Step3では、現代社会で問題となっている心理・社会的ストレスを解消して人生100年時代を健康で幸せに生きるために、メンタル未病対策に取り組みます。

心理・社会的ストレスとは、「心の中の葛藤状態」や「人間関係における葛藤状態」のことです。

私たちは自分にとってプラスに思えることであれば肯定的に受け入れますが、自分にとってマイナスに思えることに対しては否定・批判・拒否・拒絶・攻撃します。

そのために、葛藤状態が生じるのです。

しかし、すべての物事や出来事は、因縁(いんねん)によって生じているため、それ自体がプラスやマイナスの意味を持つように見えたとしても、より広い視野で見れば、逆の意味を併せ持っているのです。

「人間万事塞翁が馬」の故事は、そのことを教えています。

また、自分の心の中にあるにもかかわらず、抑圧されて気づけない影(シャドー)の部分が、すべての葛藤を引き起こしていると言われています。

したがって、心理・社会的ストレス は、自分の中の影(シャドー) に気づき、それを受け入れて統合するチャンスでもあるのです。

「病気は悪いもの」であるという判断もまた、より広い視野で見ることができれば、「病気はチャンス」であるという認識に変えることができるのです。

漢方医学には、「病は気から」という言葉があり、心的葛藤状態を「気鬱(きうつ)」の病態として捉えています。

気とは、大宇宙の根源的・創造的エネルギーのことです。
言い換えれば、気のはたらきによって万物が生み出されたとも言えます。

そして私たち人間もまた、「こころ」という気のはたらきによって現実を創造する力を与えられているのです。

「病は気から」であると同時に、「健康と幸せも気から」なのです。

そこで本プログラムは、自分自身と自分を取り巻く現実世界に対する意識・考え方が変われば行動が変わり、行動が変われば習慣が変わり、習慣が変われば人生が変わるという考え方にもとづいて構築されています。

プログラムについて学びたい方へ

医師・薬剤師・鍼灸師・整体師・治療家・セラピスト・自然療法家など健康をサポートされている方を対象に、Dr.喜多の『自然治癒力覚醒』マスター講座(3ヶ月コース)を定期的に開催しています。

現在、第3期生を募集中です。(募集は終了しました)