自然治癒力を覚醒させる3つの秘訣(3)

投稿者: | 2020年7月1日

自然治癒力を覚醒させる第3の秘訣

天・地・人の3つの次元とは

この世界は
天と地と人の3つの次元で
形成されています。

地の次元とは
私たちの身体(Body)が存在する
物質的な次元です。

この地の次元では
「地球の自然との調和」が
第1の秘訣であると述べました。

人の次元とは
私たちの心(Mind)が存在する
社会的な次元です。

この人の次元では
「健康と幸せの統合」が
第2の秘訣であると述べました。

天の次元とは
私たちの魂(Spirit)が存在する
精神的な次元です。

ここは
意見が分かれるところだと
思います。

私も医者として
魂という言葉を使うことに
少し抵抗があります。

そこで、魂という言葉を
「本当の自分」という言葉に置き換えて
第3の秘訣について話を進めます。

自我と本当の自分

本当の自分とは
どのような存在なのでしょうか?

アンデルセン童話の
「みにくいアヒルの子」に喩えて
考えてみましょう。

みにくいアヒルの子は
アヒルの社会に生まれ落ちたので
アヒルとして育てられます。

アヒルの社会に適応するために
アヒルとしての自我を
発達させます。

しかし
アヒルとしての自我は
本当の自分ではありませんでした。

本当の自分は
美しく光輝く白鳥だったのです。

自然治癒力を覚醒させる第3の秘訣とは

私たちもまた
人間社会に適応するために
人間としての自我を発達させます。

しかし
人間としての自我は
本当の自分ではありません。

本当の自分は
美しく光輝く存在なのです。

そして
本当に自分らしく生きることで
生命の力が最大限に発揮されるのです。

ここまでの話を踏まえて
自然治癒力を覚醒させる第3の秘訣を
お伝えします。

それは
「自分らしい生き方」
です。

自我の発達によって大人になる

私たち人間は
社会に適応するために
自我を発達させる必要があります。

自我が確立してはじめて
社会で一人前の人間として
認めてもらえるのです。

自我の発達とは
無分別で自分勝手な子どもから
分別のある大人になるということです。

分別とは何でしょうか?

分別とは、
ものごとの善悪や道理を
判断するための能力のことです。

そして
判断する価値基準を決めるのが
社会の役割です。

社会が決めた価値基準に従って
生きていけるように成長することが
大人になるということです。

マインド・プログラムとしての自我

自我とは
マインドに埋め込まれた
プログラムです。

そこに埋め込まれているのは
分別という名の社会の価値基準
だけではありません。

私たちの傷つきやすい心を
社会から守るためのプログラムも
埋め込まれているのです。

私たちが
自己防衛的に行動してしまうのは
そのためです。

社会から自分を守りながら
社会に適応して生きる。

それが
自我を確立した大人に共通する
一般的な生き方です。

自我のプログラムが破綻して病気になる

自己を防衛しながら
社会に適応する生き方は
人生の後半で限界を迎えます。

自我のプログラムが
破綻してしまうのです。

そうすると、
自分が何のために生きているのか
わからなくなってしまいます。

生きる意味を
見失ってしまうのです。

それだけではありません。

自我のプログラムが破綻すると
心身ともに
調子が悪くなります。

病気になってしまうことも
少なくありません。

原因不明の病気や
なかなか良くならない病気は
こうして発病します。

しかし
このような病気は
大きなチャンスでもあります。

これまでの生き方を
見直すチャンスになります。

本当に自分らしい生き方を選択する

自我のプログラムは
私たちにとっては
鎧のようなものです。

鎧の中で
本当の自分が
窮屈な思いをしているのです。

私たちは
もっと自由に
本当の自分を表現することができます。

自我の鎧を脱ぎ捨てて
本当に自分らしい生き方を
選択することができます。

そうすれば
私たちの中で
本当の自分が光輝き出すのです。

これが
自然治癒力を覚醒させる
第3の秘訣です。

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