病気を治す力を持っているのは誰?

投稿者: | 2020年7月3日

医療の現場では
医者と患者の役割は
次のように決まっています。

医者は
病気を治す人。

患者は
病気を治してもらう人。

病気を治すために必要な
医学知識と医療技術を持っているのは
医者の方だからです。

知識も技術も持たない患者は
無力な存在であり
医者に頼るしかありません。

これが
西洋医学の
一般的な考え方です。

しかし
漢方医学は
次のように考えます。

病気を治す力を持っているのは
医者ではなく
患者の方である。

患者が持っている
自然治癒力が
病気を治すのである。

医者の役割は
患者の自然治癒力を
最大限に引き出すことである。

患者もまた
自身の自然治癒力を覚醒させるために
できることがたくさんある。

そして、
医者よりもむしろ
患者の役割の方が大きい。

ここで問題にしたいのは
どちらの考え方が
正しいかではありません。

どちらの考え方が
役に立つかです。

救急医療の現場では
西洋医学の考え方のほうが
圧倒的に役に立ちます。

事故で昏睡状態の患者に
できることは何もありません。

医者の治療だけが
患者の命運を左右します。

しかし、
現代人が直面している
次の3つの医療問題については
どうでしょうか?

1.加齢変化による医療問題

2.生活習慣による医療問題

3.ストレスによる医療問題

これら3つの医療問題を
医者の力だけで
解決できるでしょうか?

もちろん
できませんね。

そこで役に立つのが
漢方医学の考え方です。

病気を治す力を持っているのは
医者ではなく
患者の方である。

医者よりも
患者の役割の方が大きい。

患者自身が主体的に
健康づくりに取り組むことが
何よりも大切である。

そのように考えなければ
現代医療が抱えている3つの問題を
解決することができないのです。

私は
この漢方医学の考え方を
多くの方に理解してもらいたい。

そうすれば、
日本の医療は
もっと良くなる。

そう信じて
活動を続けています。

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