漢方と未病(1)

投稿者: | 2021年1月11日

最近、
未病(みびょう)という言葉を
耳にすることが
多くなってきました。
 
ですから、
未病について
既に知っている人も
いると思います。
 
しかし、
漢方医学の視点で
未病について
深く理解している人は
あまりいません。
 
そこで今日は、
漢方医学が考えている
未病とは何か
 
そのことについて
お話したいと思います。
 
それが理解できれば、
病気を予防する方法も
見えてきます。
 
withコロナ時代の
健康不安を
解消することもできます。
 
 
未病とは、
まだ病気ではないが
健康とも言えない状態です。
 
すなわち、
不健康な状態です。
 
だるい
疲れやすい
 
めまいがする
頭痛になりやすい
 
動悸がする
息切れしやすい
 
食欲がない
胃がもたれる
 
下痢しやすい
便秘になる
 
肩がこる
腰が痛い
 
やる気がしない
気分が沈む
 
夜、眠れない
途中で目が覚める
 
このような
自覚症状はあるが
病院に行くほどではない。
 
たとえ病院に行って
検査をしても
異常が見つからない。
 
そのような状態です。
 
 
検査で異常がないから
大丈夫かと言うと
 
そんなことは
ありません。
 
自然治癒力が
低下しているので
 
そのまま
何もしないでいると
病気になってしまうかも
しれません。
 
 
コロナウイルス感染症は
自然治癒力の低下によって
発病するのです。
 
健康な人は
自然治癒力のおかげで
コロナウイルスに感染しても
発病しません。
 
未病をそのままにしておくと
大きなリスクになるのです。
 
しかし、
病院に行っても
未病である以上は
治療の対象にはなりません。
 
それでは
どうすれば
いいのでしょうか?
 
 
そこで
漢方の出番です。
 
漢方は
未病を治す医学です。
 
未病を治すための
治療法が用意されています。
 
未病に対する
養生法も用意されています。
 
ただし
未病の状態を
正しく診断する必要があります。
 
正しく診断できなければ
治療法や養生法も
間違ったものに
なってしまいます。
 
 
でも
安心してください。
 
病気になる前の
未病の段階であれば
 
漢方医学的な診断は
それほど
難しくないのです。
 
気血水という
漢方理論を学べば
 
医者でなくても
正しい診断を
行えるようになります。
 
そして
どのような漢方薬が
合うのか、
 
どのような養生法が
合うのか
わかるようになります。
 
 
最近は
一般の人向けに
漢方の解説書が
出版されています。
 
本を読むのが好きな人は
何か1冊読まれることを
おすすめします。
 
私の著書
『病気はチャンス』も
もちろん役に立ちます。
 
本を読むのが面倒な人は
私のYouTube動画を
おすすめします。
 
患者さんを対象とした
一般向けの講習会動画を
配信しています。
 
直近の動画では
漢方と未病について
基本的な話をしています。
 
withコロナ時代の
健康不安を解消したい人は
ぜひご視聴ください。

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