
前回は、
「身体の認識を変容させる」
という話をしました。
まだ読んでいない人は、
ぜひお読みください。
今回は、
「行動の習慣を変容させる」
という話をします。
私たちは、
なぜ健康づくりを
するのでしょうか?
健康になるために
決まっていますよね。
あるいは、
病気になりたくない
からかもしれませんね。
私たち人間は、
痛みを避けて、
快楽を求める生き物です。
病気という不快な状態を避けて、
健康という快適な状態を求めるのは
当然です。
したがって、
病気ですごく不快な思いをしている人や、
検査をして深刻な病気であるとわかった人は、
一生懸命健康づくりに取り組みます。
しかし、
それ以外の多くの人は、
目の前の欲求に負けてしまうのです。
目の前に美味しそうな食べ物があったら
食べてしまいます。
目の前で楽しそうにお酒を飲んでいる人がいたら、
一緒に飲んでしまいます。
何か嫌なことがあったら、
目の前の煙草を吸ってしまいます。
運動する時間がないと言いながら、
目の前の面白いテレビ番組を視てしまします。
しかし私たちには、
目の前の欲求よりも
ずっと大切なものがあります。
そして、
私たちにとって本当に大切なものを、
本当に大切にしながら生きることこそが、
本当に幸せな生き方なのです。
もちろん、
本当に大切なものは、
一人ひとり違います。
あなたにとって
本当に大切なものは何なのか、
それを思い起こしてほしいのです。
その本当に大切なものを、
普段の生活の中で
どれだけ意識できているでしょうか?
もしも、
それを常に意識できているとしたら、
それと同じくらい健康も大切であることが
すぐにわかるでしょう。
なぜなら、健康を失ったら、
あなたにとって本当に大切なものを、
本当に大切にしながら生きていくことが
出来なくなってしまうからです。
私たちはだれでも、
幸せに生きていくことを望んでいます。
そして、
健康は幸せな人生の土台なのです。
ですから、
自分にとって本当に大切なものを
常に意識しながら生活するようにしてください。
それを言葉にして、
ノートやメモに書きだしてください。
その言葉を毎日、
必ず一度は見るようにしてください。
これを1週間、
毎日続けてみてください。
それだけで、
何かが大きく変わります。
あなたの意識と行動が
大きく変容していくことでしょう。
私は、このような話を
患者さん対象の講習会でしています。
そうすると患者さんは、
健康の先にある幸せな人生について
真剣に考えるようになります。
お金は大切だが、
もっと大切なものは何だろう。
人間関係において
本当に大切なものは何だろう。
仕事やキャリアにおいて
本当に大切なものは何だろう。
本当に大切なものが見つかれば
それと同じくらい
健康も大切だと気づきます。
そして、
健康で幸せな人生を創るために
行動しようという意識になるのです。
これを私は
「健幸創造者意識」
と呼んでいます。
健幸創造者意識になることが
成功する健康づくり戦略の
第2ステップになります。
次回は、第3ステップの話をしたいと思います。