2018年4月30日 FB投稿記事
5月15日の出版を機に、新たなステージに向けて出航します。
すべての人が、病気をチャンスにして
自分らしく幸せに生きる社会の実現を目指して
セミナー活動やホリスティック治療家の養成にも
力を入れていきます。
少し長くなりますが、
著書『病気はチャンス』のはじめにをシェアさせてください。
「最近ずっと、身体の調子が何となくおかしい」
「忙しくて休む暇もないし、運動する時間もない」
「このままでは病気になってしまうのでは、と心配だ」
「家庭や職場で、人間関係のストレスが多い」
「歳のせいか、身体が思うように動かない」
「治療を受けているのに、症状がなかなか良くならない」
私は漢方を専門とする医者として、
このような患者さんたちを30年以上診てきましたが、
その経験から3つの大切なことを学びました。
一つめは、「未病(みびょう)の段階で早めに治療する」ことです。
病気になると、そのことがストレスになって、
ますます病気が悪くなってしまうという
負のスパイラルに入ってしまいます。
一度このスパイラルに入ってしまった患者さんを治療して、
そこから抜け出してもらうのは実に大変です。
それに比べて、病気になる前の未病の段階で治療を開始すれば、
とても簡単に健康を取り戻すことができます。
また、患者さん自身が養生(ようじょう)を心がけることで、
漢方薬に頼らずに健康を回復できることもわかりました。
二つめは、「治る力を最大限に引き出す」ことです。
西洋医学は、病気そのものに注目して、
病気とその原因を取り去るような治療をします。
一方、私が専門とする漢方では、
患者さん自身が持つ「治る力」を引き出すような治療をします。
その結果、西洋医学でなかなか良くならなかった患者さんが、
どんどん良くなっていったのです。
そうした経験から、治る力を最大限に引き出すためには、
患者さんの身体の状態だけでなく、心の状態も同時に把握すること、
そして、心身全体の状態に合わせて
オーダーメイドの治療を提供することが重要だとわかりました。
三つめは、「意識と考え方を根本的に変える」ことです。
私は患者さんにいつも、
「病は気から、健康と幸せも気から」という話をします。
病気を治して、健康で幸せになりたければ、
意識と考え方を変える必要があります。
病気になる前の意識と考え方が、
病気を創り出してきたのだとすれば、
同じ意識と考え方で生きているかぎり、
その病気を治すことはできないのです。
実際に、意識と考え方を根本的に変えて、
病気になる前よりも健康で幸せに生きるようになった
患者さんをたくさん見てきました。
その患者さんたちにとって、病気はピンチではなく、
より健康で幸せな人生を創るチャンスになったのです。
「病気は、チャンス」
この究極の意識を持つことは、
これから未来へ向かって生きていく
私たちにとっての希望となるでしょう。
いまよりもっと健康になり、
自分らしく幸せに生きることを、
私たちは選ぶことができるのです。
本書がきっかけで、健康という素晴らしいギフトを受け取り、
人生を謳歌する人が一人でも多く増えることを願っています。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。