第5回:体感覚を大切にする人には漢方が合う

投稿者: | 2019年12月30日

2018年5月6日 FB投稿記事

5月15日出版『病気はチャンス』第1章のシェアも

5回目になり後半部分に入ります。
 
【第5回:体感覚を大切にする人には漢方が合う】
 
病気になってからあわてて対処するよりも、

病気になる前の未病の段階で対処するほうが

良いのは言うまでもありません。
 
しかしながら、検査をして異常がなければ、

それで大丈夫だと安心してしまう人が多いようです。

検査結果のほうを信用して、自覚症状は無視するわけです。
 
そして、検査結果にも異常が現れるようになってから、

あわてて治療するのですが、

そのときには健康状態が相当に悪化しているので、

治療効果も思わしくありません。
 
「もっと早く対処しておけば良かった」

と後悔することになります。
 
自分の体感覚を大切にする人は、そうではありません。
 
「調子が悪いのだから、検査で異常がなくても、

何とかしなければ大変なことになる」

そう思って、早めに対処する手段を探します。
 
だからこそ、漢方とも出会えるのです。
 
「もしかしたら、

自分の辛い症状を何とかしてくれるかもしれない」

そんなふうに期待して、漢方の外来を受診します。
 
漢方であれば、検査で異常が出る前の未病の段階で、

患者さんの自覚症状を参考にしながら

早めに治療を開始することができます。
 
このように、

検査データよりも、自分の体感覚のほうを信用する人は、

漢方で適切な治療を早めに受けることで、

比較的容易に健康を取り戻すことができるのです。
 
しかしながら、体感覚を大切にしている人が、

あくまでも西洋医学に頼ろうとすると大変なことになります。
 
「症状があるのに、検査で異常がないのはおかしい」

「もっと詳しい検査をすれば、異常が見つかるかもしれない」

「もっと大きな病院で診てもらったら、診断がつくかもしれない」
 
そんなふうに期待して、

いくつもの病院を渡り歩くことになります。

その結果、どこに行っても異常がないと言われ、

相手にしてもらえず、

医者不信、病院不信になることもあります。
 
また、診断がつかないにもかかわらず、

とりあえず薬だけ処方されるというケースはもっと問題です。

その場合に処方される薬は、精神安定剤の系統が多く、

その副作用のためにますます調子が悪くなる人もいます。
 
そんなときには、漢方が頼りになるということを

知っておいてほしいと思います。
 
漢方を専門とする医者であれば、

困っている自覚症状に合わせて、

適切な治療やアドバイスをしてくれるはずです。
 
最近は、かかりつけの家庭医や、総合診療医が

漢方についても勉強するようになってきたので、

そのような医者を探し出して診てもらうという選択肢もあります。

第1章解説動画

第1章 心身全体の不調は漢方におまかせ
 前編 https://youtu.be/h2YfBcgxJ9I
 中編 https://youtu.be/sXGWNyasLjo
 後編 https://youtu.be/swk-uBETcos

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