私が学んだ和漢診療学は新しい漢方です

投稿者: | 2019年12月30日

2015年10月28日 FB投稿記事

漢方医学の経験的な考え方が体系化されたのは、今から2000年以上前。

もちろん、西洋医学の科学的な考え方が体系化される以前のことです。

私が学んだ和漢診療学は、漢方医学の考え方と、西洋医学の考え方を
うまく統合した新しい漢方です。

私は、富山医科薬科大学(現富山大学)医学部で学生時代に、この
和漢診療学を提唱した寺澤捷年先生に出会いました。

そこで、和漢診療学という新しい漢方の考え方を知って、すっかり
魅了されたのです。

医学部卒業後はすぐに、寺澤先生の和漢診療学教室に入局しました。

以来、漢方一筋30年でやってこれたのも、漢方との最初の出会いが
和漢診療学であったからだと思って、感謝しています。

このたび、寺澤先生が『和漢診療学-あたらしい漢方』を岩波新書から
出版することになりました。

これまで、和漢診療学の一般向けの書籍はなかったので、新しい漢方に
興味のある人にはぜひお勧めしたい一冊です。

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